岩下整骨院
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この症状って何?
40肩?
突然肩が挙がらなくなった、腕を挙げると痛い、ちょっと物を持ったときに痛みが走る等いろいろなタイミングで肩は痛みを感じることが多いと思います。
これらは一般的には40肩、50肩と言われています。
その正体は何なのでしょうか?
加齢によるものと言われていますが、実際のところ靱帯や筋腱の異常によるものが多いのです。
肩関節の関節窩と関節頭の面積比は1:3程度の違いがあり、解剖学的に不安定な関節といえます。靭帯性支持として肩甲上腕関節(上、中、下)がありますが、それらはとても薄い関節包靭帯であり、強靱な組織とは言えません。他に関節可動制限や疼痛に関与するとされるいくつかの靭帯があり、その内、烏口鎖骨靭帯は インピンジメント障害に、烏口上腕靭帯は50肩などに深く関与すると理解されています。
また腱板と呼ばれる4つの筋からなる腱の存在があります。これらの靭帯や腱の臨床症状への関与については多くの報告があります。
肩は、ほかの関節と違い自由度が大きく可動できるようにこのような構造になっています。そのために肩を動かしていないと筋肉量の減少、筋肉同士の連動性低下、靱帯の硬化等を招き、日常あまり行われない腕を挙げる動作のときに痛めることが多いのです。
これは、加齢のせいではなく、肩を動かさないことによるものがほとんどです。
なるべく普段から肩をまわしたり、腕を挙げたりして肩周りの筋肉と靱帯にアプローチすることによって、発生率が減少します。
最初は、無理せず勢いをつけないようにして動かしていくことをお勧めします。
痛みがある場合は、早めにご来院頂くことをお勧めします。