岩下整骨院

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この症状って何?





平成24年9月13日

顎関節症について

 顎関節症には、以下のような分類に分けられています。

I 型:咀嚼筋障害を主徴候とし、その病理は筋緊張と筋スパズム、筋炎である。
   顎関節部の運動痛と運動障害を僅かに生じることがあり、筋痛を強く生
   ずる。

II型:関節包、関節靭帯、円板後部組織の慢性外傷性病変を主徴候とし、顎関
   節部の運動痛と圧痛を強く生じ、関節雑音を生ずる。筋痛は弱い。関節鏡
   下で病変を認める。

III型:関節円板の転位や変性、穿孔、線維化を主徴候とする。クリッキングと
    呼ばれる関節雑音が顕著である。筋痛はなく、顎関節部の疼痛は弱い。

III型a:復位性関節円板転位:関節円板の位置関係が復位する時に関節雑音
    (クリック音)が確認できる。

III型b:非復位性関節円板転位:関節円板の位置が復位しない。ひっかかりの
    ための開口障害や顎関節の疼痛がおこる。

IV型:変形性関節症。関節軟骨の破壊、下顎窩や下顎頭の骨吸収や変性・
    添加、関節円板や滑膜の変形異常などの退行性病変を主徴候とし、
    クレピタス音と呼ばれる関節雑音が顕著である。X線所見上も大きな
    異常を認めるようになる。

V型:上記のI〜IV型のいずれにも該当しないが、顎関節領域に異常症状を
    訴える、心身医学的な要素を含むもの。



 IV型は、手術をしなければならないですが、その他の場合では、顎の正しい動きをさせるリハビリし、咬筋群を緩め、頸部筋のトレーニングことで良くなっていきます。
 クリック音が出ている状態を放置すると、IV型になることが多く顎を動かすことができなくなる場合もあります。

 気になるようであれば、ご相談下さい。


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