岩下整骨院

平成２４年１月１８日

膝の痛みについて

　最近特に寒いですが、寒くなると膝が痛くなる人が多いと思います。

　原因は、血行不順によるものがほとんどですが、痛みの場所は人それぞれです。また、それに伴い膝関節が腫れることも少なくありません。
　血行不順が原因なのだから温めればいいと考えるかもしれませんが、症状によっては温めてはいけない場合があります。

　筋肉が血行不順と寒さによる緊張によって、筋肉の付着部が炎症を起こすことがあります。これは、骨膜炎といって骨の周りに存在する膜を引っ張りすぎることにより、炎症を起こす症状です。

　また、滑液胞炎といって膝関節を包んでいる滑液という潤滑液を放出する膜が炎症を起こして膝が腫れてしまう場合があります。
　このような症状では、炎症を抑えなければならないので温めると悪化することがほとんどです。

このように、きっかけは同じでも治療方法が変わってきます。

　膝の腫れている場合は、特に早めの治療をお勧めします。腫れたままにしておくと、滑膜が肥大し、少し歩いただけでも刺激し炎症と腫れを引き起こすことが多く、腫れやすい膝を形成してしまいます。

気をつけましょう！！